実家の片付けができない本当の理由【環境と心理】

私は以前、実家の片付けをするたびに
親と対立していました。

実家の物が多すぎるので整理したい。
でも、、、

捨てよう

と言うたびに親は怒る。

どうしてわかってくれないんだろう

そんな悩みを抱えていました。

でも、今振り返ると、実家の片付けが進まない背景には、
社会環境や親子それぞれの心理がありました。

今回は、実家の片付けが進まない本当の理由と
私が親とぶつからなくなった方法をお伝えします

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目次

第1章|実家の片付けが進まない本当の理由

実家の片付けが進まないのは、
単に物が多くて
処分が大変だからではありません。

親子で片付けについて
落ち着いて話し合える関係を
築きにくくなっている
ことも、
大きな理由の一つです。

親と接する機会が減ると、
片付けについて話し合う機会も減り、

そんな物理的な距離は、
心理的な距離にもつながります。

実際、実家の片付けや遺品整理を経験した6割の人が

生前の親とのコミュニケーションに
難しさを感じたと回答しています。

引用:みんなの遺品整理

つまり、実家の片付けは、
単なる片付けの問題ではなく、

親子のコミュニケーションの問題でもあるのです。

心理学でも、離れて暮らす親子は、
接する機会が減るほど安心感が弱まり、

関係づくりが難しくなることがあると考えられています。

そのため、普段の会話が少ない親子では、
親も子も防衛的になりやすくなります。

子どもは「また対立するかもしれない」
と不安になりやすく、

こうした先回りの不安を
心理学では「予期不安」と呼びます。

その結果、実家へ帰ることや、
片付けの話題そのものを避ける
ようになってしまうのです。

だから実家の片付けは、
片付けのノウハウだけでは解決できません。

親子の関わり方や心理を
理解することも大切です。

悪いのは親でも子でもありません。

親子それぞれが置かれた環境や心理が、
実家の片付けを難しくしているのです。

そしてさらに
世代ごとの価値観の違いも影響しています。

第2章|片付けの世代の価値観の違い

実家の片付けでは、
物に対する価値観の違いも大きく影響します。

50代前後の子ども世代と、
70代・80代の親世代では、

育った時代背景が大きく異なります。

親世代は高度経済成長期を経験し、
物を持つことは豊かさの象徴」という
価値観の中で育ってきました。

さらに戦争を経験した世代の影響もあり、

「物は大切にするもの」
「簡単に捨てるべきではない」
と考える人も少なくありません。

一方、子ども世代は、

バブル崩壊や就職氷河期、
不景気などを経験し、
将来への不安を抱えながら生活しています。

老後資金や相続、
自分たちの暮らしまで考えなければならず、

親世代ほど心の余裕を
持ちにくい世代でもあります。



そのため、親世代の価値観を
十分に理解しきれないまま、

自分自身の不安も抱えながら
実家の片付けに向き合うことになります。

つまり、実家の片付けは、
親子のどちらかが悪いという
単純な問題ではありません。

私自身、この背景を理解していなかった頃は、

感情的になって親とぶつかるばかりで、
片付けはまったく進みませんでした。

世代ごとの価値観や社会環境は、
自分一人では変えられません。

だからこそ、その違いを理解したうえで
冷静に向き合うことが大切なのです。

では、ここから私が実際にやって
よかった方法をお伝えします。

【第3章|実家の片付けを進める方法】

私も最初は、
「使わない物は早く捨てよう」と
何度も説得していました。

しかし、そのたびに反発され、
何も進みませんでした。

そこで私はやり方を変えました。

まず始めたのは、

親の目につきにくい場所から片付けることです。

不要なチラシや紙類、
段ボール、空き箱など、
生活に影響のない物から、

明らかに捨てても良いモノに限り、
整理していきました。

物置になっている部屋も、
目立たない範囲で少しずつ片付けました。

ただ、この方法だけでは限界があります。

そこで次に変えたのが、親への声のかけ方です。

以前は、

これ、もう捨てよう

と言っていました。

でも、

これ、もう使わないと思うけど、
どう思う?

いい物だから、
私がもらってもいいかな?

と聞くようにしました。

すると、拒絶される回数が
少しずつ減っていったのです。

人は、自分の自由を奪われると
感じるほど反発したくなる性質があります。

心理学では、
これを「心理的リアクタンス」といいます。

捨てよう

と人から言われると、
自分で決める自由を奪われたように
感じてしまいます。

一方で、

どう思う?

どうしたい?

と判断を委ねると、
自分で決めた感覚が生まれます。

人は、自分で選んだと感じられる行動ほど
受け入れやすいと考えられています。

また、

私が使うよ

必要としている人に譲ろうか

と伝えることで、

物を無駄にしたくない

という親の気持ちも満たされやすくなります。

私も譲ってもらった物は、
メルカリで必要な人に届けたり、
リサイクルショップへ持ち込んだりしていました。

実家の片付けは、急かすよりも、

本人が納得して決められる環境を
つくるほうが進みやすいのです。

第4章|しんどい時は中断する

ただ、このような声かけも、
自分に余裕がなければできません。

私も仕事や家庭のことで
疲れている時に実家へ行くと、

だから捨てたほうがいいって言ってるでしょ

と感情的になってしまうことがありました。

そんな状態では、
親との関係は悪くなるばかりです。

そこで私は、しんどい時は
無理に片付けを進めないうにしました。

余裕が戻ったら、

今日は話をするだけの日

と決めて実家へ行き、
少しずつ進めるようにしたのです。

心理学では、人はストレスが高まると、

冷静な判断や感情のコントロールが、
難しくなる
と考えられています。

心に余裕がない状態では、

相手の言葉を悪く受け取りやすく
衝突も起きやすくなります。

実家の片付けは、
一日で終わるものではありません。

だからこそ、
自分の心を守ることも大切です。

しんどい時は無理をしない。

それは甘えではなく、
親子関係を守り、

結果的に片付けを
前に進めるための大切な選択だと思います。

そして、自分の身の回りが、
整っていなければ、
心にも余裕は生まれません。

心に余裕がなければ、
大切な人を支えることも難しくなります。

だからこそ、

まずは自分の家を整えることから始めてみてください。

自分の環境が整うことで、
親と向き合う余裕も
少しずつ生まれてくるはずです。

その方法は「5分で片付け脳になる」で
詳しく解説しています。

第5章|早く捨ててもらうのをやめた理由

実家の片付けをしていると、

何年も使っていないのに、どうして捨てられないの?

と思うことがあるかもしれません。

私も最初はそうでした。

実はこれにも心理学的な理由があります。

人は、自分が持っている物を
実際の価値以上に高く感じる傾向があります。

心理学では、これを「保有効果」といいます。

つまり、親にとって物を捨てることは
単なる処分ではありません。

思い出や安心感、長い人生の一部を
失うように感じることがあるのです。

だから、

そんな物、もういらないでしょ

と言われるほど、抵抗感は強くなります。

私も以前は、

どうしてこんな物まで残しているんだろう

と思っていました。

けれど、親にとって大切なのは、物そのものではなく

その物に込められた思い出や安心感
なのだと理解してからは、

無理に捨ててもらおうとするのをやめました。


実家の片付けは、
子どもが急いでも思うようには進みません。

本人が納得して手放せるタイミングを
待つしかない場面もあります。

そして現実には、最後まで手放せず、
亡くなったあとに子どもが、
片付けを引き継ぐケースも少なくありません。

実家の片付けには、
ある程度の時間が必要なのだと思います。

もちろん、空き家や相続の問題を考えると、
いつまでも待てばいいわけではありません。

だからこそ、親が元気なうちに
少しずつ話し合い、

お互いが納得できる形を
探していくことが大切です。

私たちは将来が不安な時代を生きています。

だからこそ、気持ちだけでなく
現実的な備えも必要です。

実家の片付けや修繕、
空き家の管理などは、
お金で解決できることもあります。

そのため私は、
将来に備えて実家の修繕費を
少しずつ貯めています。

それでも、自分を育ててくれた
親への感謝を忘れず、

お互いを尊重しながら
向き合っていきたいです。

この動画が、実家の片付けで
悩んでいる方の気持ちを
少しでも軽くできたらうれしいです。

そして、今つらい思いをしている方がいたら、

一人で抱え込まず、
まずは自分自身を大切にしてください。

最後までご視聴いただき、
ありがとうございました。

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